形式主語のItの構文の中でも、thatの中に「S+should動詞の原形」が来る形は重要です。
この構文は、「~」の所に、important, necessary, vital, essential, などの語が入る場合に使います。
It is important / necessary / vital / essential / wishなど that S + should + 動詞の原形
*この構文はよく出題されます。
*上で挙げた例も含めて、この構文で使われる単語を下にまとめます。
①「重要性」を表す語
important(重要な) essential(絶対必要な) vital(極めて重要な) crucial(極めて重要な) necessary(必要な) imperative(絶対必要な) advisable(望ましい) wish(願い) などです。
➁「個人的判断や反応」を表す語
absurd(ばかげた) annoying(腹立たしい) disappointing(がっかりさせられる) odd(おかしい) remarkable(驚くべき) surprising(驚くべき) natural(当然な) rational(理にかなった) strange(不思議な) appropriate(適切な) などです。
では、いくつか例文を見ていきましょう。
It is important that somebody should talk to the police.
誰かが警察と話しをすることが重要だ。
Is it necessary that my aunt should be informed?
叔母に知らせるのは必要ですか。
It is his wish that the money should be given to charity.
そのお金を慈善活動にまわすことが彼の願いだ。
It is surprising that Grace should say that to you.
グレースが君にそんなことを言うなんて奇妙だな。
It is natural that Paul should have doubts about what she says.
ポールが彼女が言うことに疑いを抱くのも当然だ。
*important / necessary / essential などがshould と連動するのがポイントです。
⇒ここが、よく出題されるわけです。
*だから、連動しない語句の場合は、should は使いません。
⇒It is apparent that he is really happy about the jacket he has bought.
買ったばかりのジャケットを彼がすっかり気に入っているのは明らかだ。
apparentはshouldと連動しない。
⇒It is likely that the meeting will go on late.
会議は遅くまで続きそうだな。
likelyはshouldと連動しない。
とにかく、「~」に入る語とshouldの連携ですから、上の①➁の語をしっかり暗記しましょう。
最後に、小ネタ。
*この構文は、イギリス英語です。
*アメリカ英語では、①で挙げた語の場合に「S+原形」をよく使います。
この点は、またの機会に触れたいと思います。