まず、以下の言葉を見て欲しい。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
ご存じ、山本五十六元帥の語録のひとつだ。
これを読んで、戦争を賛美していると思う者がいるのか?
どう考えても、人材を育成する際の心構えを説いた文言ではないだろうか。
ところが、この「やってみせ、、、」がプリントされたTシャツが批判されているらしい。
沖縄県豊見城市の旧海軍司令部豪の売店では、帝国海軍の旭日旗や軍艦、山本元帥や沖縄戦時の太田実司令官の言葉をモチーフにした様々な商品が販売されている。
実際に訪れたことはないので、全体像はわからない。
ネット上の画像から受けた印象であるから、事実誤認があれば、速やかに訂正すると前置きしたうえで、記事を続けていく。
旭日旗や軍艦が描かれたステッカー、先述の山本語録やゼロ戦がプリントされたTシャツ、旧帝国海軍の記章が入ったキャップなどのグッズ画像をネットで確認した後、ここで、素朴な疑問。
一体、何が問題なのか?
旧海軍の戦艦や戦闘機を描いた商品自体が、戦争賛美につながるという発想そのものが当ブログには理解できない。
また、山本元帥の「やってみせ 言って聞かせて、、、、」のどこが戦争を美化しているのだろうか?
論理的に説明して欲しい。
今回のような理不尽な横槍を耳にすると、必ず思い出すのは、私が小学校三年の時の担任だ。
当時、仲間内で戦艦や戦闘機、戦車などのプラモデル作りが流行っていた。
休み時間や放課後は、ゼロ戦や戦艦大和、ドイツ軍戦車、米のグラマンや英のスピットファイアなどの話題で大いに盛り上がったものだ。
ある日、担任が「平和はすばらしい。戦争は絶対にダメ。軍隊なんてとんでもない、、、」とかなんとか興奮して、一大演説をぶっていた時に、クラスの誰かが「◎◎君たちは、いつも戦艦とか戦車がカッコいい、とか言ってます」などと発言したから、もう大変!
数名の友人と一緒に起立させられて、担任の女性教員からさんざん油を搾られたというか、ヒステリックな説教を延々と喰らう羽目に。
「人殺しの武器を、カッコいいだなんて、あなたたちは、、、、」「戦争がどれだけ怖ろしいか、、、、」「戦前の日本軍は悪いことばかりして、、、、」とまあ、どこかで聞いたようなことを大声でまくし立てられて、気圧された当時の私たち。
あの頃は、大東亜戦争についての知識も乏しく、頭ごなしに怒鳴ってくる大人に反論できなかった。
ただ、祖父から戦時中の話を聞かされてはいたので、「とにかく、日本が悪かった」との担任の極論には、納得がいかなかったし、祖父を侮辱されているようで、悔しい思いをしたのを覚えている。
今なら、堂々と論駁できるだろうし、日教組教員の乏しい知識を揶揄する余裕もあるのだが、いかんせん、小学三年生ではね、、、
その担任は共産党か、今は亡き社会党のいずれかの教員組合に所属していたはずだ。
党指導部に言われるままに、熱意を持って平和教育(?)なるものに邁進していたのだろう。
自分の頭で考えることができない、哀れな存在だと、今ではあの教員に対して憐憫の情をかけてやることもできる。
豊見城の旧海軍豪の売店の商品を評して、「戦争を賛美している」などと難癖をつける輩も全く同じ思考回路を持っている。
いや、「思考」ではなくて、「思考停止」回路が正確な描写だ。
そういう連中の脳内を以下に可視化してみると
*先の大戦は、「正義のデモクラシー・連合国側(米、英、ソ、中など)VS悪のファシズム・枢軸国側(日、独、伊)」という図式であり、敗北した後者が100%悪い。
*あの戦争は、「米英帝国主義VS日独帝国主義」という二つの帝国主義陣営の衝突である。
*大陸においては、日本帝国主義による中国への侵略戦争の挫折・敗北である。
上記の三つの「*」のいずれか、もしくは組み合わせたものが、連中の思考(?)の土台にある。
言うまでもなく、GHQ史観やソ連もしくは中共によるプロパガンダそのものだ。
戦勝国側の宣伝文句を盲信する、一部の日本人が、「戦前の日本=悪」「旧海軍の戦闘機や軍艦=悪」「旭日旗=悪」と、まるでなんとかの一つ覚えのように、条件反射的に行動し、豊見城の売店に理不尽な抗議をしている。
そういう輩は、論理的思考能力が乏しいようだ。
だから、理路整然と説明できずに、ただただ感情的な発言をする。
例えば、「平和の重要性や犠牲者への敬意を持つべき場所で、非常に不快。平和学習の場としてこのような認識でいいのか」などと言う。
連中のクレームの中の「不快」という語に注目してもらいたい。
単に、自分たちの感情をぶつけているだけだ。
上記のご高説には、旭日旗自体が「戦争賛美」につながる論拠が示されていない。
ただ、「不快」と言っているだけ。
山本元帥の「やってみせ、、、」Tシャツのどこに「戦争賛美」のメッセージがあるのか、全く説明していない。
これも、「不快」の一語で済ませるつもりなのだろう。
そもそも、山本五十六元帥の足跡を、少しは知っているのか?
元帥が、日独伊三国同盟締結の動きに反対して、その推進派から命を狙われていた事実。
最後まで、対米戦争を避けようと必死に努力した事実。
おそらくは、何も知らないのに、勝手に頭の中で元帥を悪者に仕立て上げているのであろう。
確かに、山本五十六は開戦時の連合艦隊司令長官だ。
しかし、戦争を選択したのは元帥ではない。
戦争とは政治の延長線上にある。
当時の大日本帝国が、対米英戦争に入る「政治判断」をしたから、元帥は海軍の最高司令官として自分の「任務」を遂行しただけだ。
元帥本人に、「戦争賛美」の気持ちなど一切ない!
自分たちだけが正しいと思いあがったクレーマーどもよ、少しは勉強してはいかがか。
さて、売店のグッズ販売を攻撃するものたちが、特に「不快」に思っているらしいのが太田実司令官の「沖縄県民斯ク戦ヘリ」をプリントしたTシャツだ。
この「沖縄県民、、、、」の文言は、司令官太田実が自決直前に海軍次官にあてた長い電文から、ほんの一部を切り取ったものだ。
ブログ主は、その全文を読んだことがある。
沖縄戦の惨状を伝え、沖縄県民の必死の奮闘、言葉にできないほどの献身を本部に伝えたものだ。
私の日本語読解能力が標準並みだとの自惚れを許してもらった上で、こう断言したい「この電文の中に戦争を賛美する言葉は一切、存在しない」と。
そして、このTシャツが「戦争賛美」につながると主張する人たちに問いたい。
あなたたちは、太田司令の電文全体を読んだうえで、非難しているのか?
もし、未読なら、まず全文を読めよ!
話は、そこからだ。
なんだか、少し感情的になりそうだ、、、、
そろそろ、本記事を締めよう。
最後に、旧海軍豪売店のグッズ販売に反対する人たちへの要望を以下に記す。
*その売店の商品が「戦争賛美」だと言いたいのなら、まず、戦争賛美を「定義」してほしい。
*そのうえで、個々のグッズに関して、その定義に基づき「戦争賛美」であると考える根拠を理路整然と説明して欲しい。
今回は、ここまでとしよう。
このテーマについては、また機会をみて記事を作成したい。