神社もいろいろあります ~ 皆さんは初詣には行きましたか?

元日から自宅でのんびりしております。
当方、まだ、初詣には行っておりません。

まあ、1月7日までにお参りすればいいみたいです。
地域によっては、15日まででも大丈夫だとのこと。

個人的に恵比寿神社の「十日ゑびす祭」が大好きですから、今年も1月10日にお参りしようかなと考え中です。

それにしても、神社にしろお寺さんにしても、祭神や由来などをしっかりと把握したうえで訪れるのがよいのでしょうが、、、
案外、何も気にせずに参拝するのも日本人ならではの行動かもしれません。
そういう一種のユルさが、案外よかったりするのかもですね。

もちろん、初詣人気ランキング上位の神社の中には、誰もが知っている場合もあります。

例えば、明治神宮。
言うまでもなく、ご祭神は明治天皇と昭憲皇太后。
創建は大正9年。

こちらのような地方在住のものには、あまりピンとこないのが神宮外苑の再開発の件。
住民さんや文化人などが反発しているようです。
川口~、その後、この件はどうなっていますか?

さて、日本各地にある天満宮も超有名どころ。
ご祭神は菅原道真公です。
蛇足ですが、一万を超える天満宮の総本宮が大宰府天満宮。

大宰府天満宮の近くに九州国立博物館がありまして、令和4年に「最澄と天台宗のすべて」という特別展がありました。
これは良かったですね~。
その際に、天満宮にも参拝しました。

初詣から、話がずれました。

伊勢神宮に関しては、日本人なら誰でも知っているはず。
ご祭神は天照大御神。

天照大御神の父はイザナキノミコトで母はイザナミノミコト。
正確には、イザナミの死後、イザナキが禊をすると、天照大御神や素戔嗚尊が生まれたとするのが『古事記』の内容。
天照大御神の弟が素戔嗚尊(スサノオノミコト)。

スサノオノミコトの子孫(六世の孫とか七世の孫とも)に、あの大国主命がおられます。
「だいこくさま」としても広く慕われている大国主命は出雲大社のご祭神。

出雲大社の説明では、「今では広く『えんむすび』の神として人々に慕われていらしゃいますが、この『縁』は男女の縁だけではなく、生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための貴い結びつきです」としています。

以上は、ほとんど常識的なもので、わざわざ、紹介するほどでもなかったような気もしますが、、、

一方で、由来などがよくわからない場合もありますからね。

例えば、超メジャーな八幡神社。
日本全国に四万社を超える、国内最多のお社。
その総本宮が宇佐八幡です。

そのご祭神は応神天皇とされています。
それに、比売大神と神功皇后を合わせて「八幡三神」として祀っていますが、、、
神功(じんぐう)皇后は、周知の通り、第十四代仲哀天皇の皇后さま。

ただ、多くの専門家は八幡神の由来は応神天皇とは無関係であろうと考えているようです。
研究者たちに言わせると、『古事記』や『日本書紀』には、その旨の記述がないことが根拠だとのこと。

まあ、素人のブログ主には判断できません。
さて、八幡社のご祭神とされる応神天皇は第十五代の天皇。
その母が、神功皇后。

ですから、八幡三神のうちの二神は親子ということになります。
八幡社に関しては、この程度にしておかないと、くわしく書き出すとキリがありません。

ところで、現在のように、年が明けてから初めて神社や寺院に参拝するかたちの「初詣」が定着したのは、実は歴史が新しいそうです。
今の「元日詣」が習慣化したのは、明治の中頃だと最近知りました。

それ以前は、家長が大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神神社に籠る慣習が一般的であったとか。
この行為を「年籠り(としこもり・としごもり)と呼ぶそうです。

現代の初詣は、氏神詣でとは関係なく行うことも多いのですが、この形式が先述のように明治中期に広まったのは、鉄道会社の集客キャンペーンが功を奏した結果だと言われています。
まんまと、商売人の作戦に乗せられているわけですね、ハハハ。

話は変わりますが、時々、テレビ番組等で取り上げられる「宝当神社」って、ご存じですか?
佐賀県唐津市にある小さなお社みたいです。
この神社は「宝当⇒宝が当たる」で、宝くじ当選祈願で有名。

実際に、これまでに多くの人が高額当選するという幸運に恵まれてきたと聞きます。
興味がある方は、ネット検索してみてください。
当ブログは、決して、宝当神社の回し者ではございませんが。

とにかく、日本は「八百万の神々」の国ですから、ノーちゃんや私が大好きなお酒にまつわる神様もいらっしゃいます。
有名なのは、京都にある松尾大社。
お酒の神様を祀っていることで知られています。

日本酒の蔵元には、この松尾大社の神様がそれぞれ祀られているそうです。
大変美味しい日本酒「南部美人」さんでは、裏山の上に小さな神社をつくっており、そちらに松尾様が鎮座しています。
毎年、12月13日には、必ず杜氏はじめ蔵人さん全員でお参りをするとのことです。

では、日本酒の話が出たところで、今回はここまでとしておきましょうか。

本日は、1月4日。
さて、街に出かけて行きつけの立ち飲み屋や居酒屋に顔を出そうかな~。
常連の皆様方も、残りのお正月休みを満喫してください。