陰謀論にハマる人って、結構いますね。
やれ、イルミナティだの、コロナ陰謀論だの、ディープステートだの、アポロ陰謀論だの、、、、、
もう、数えきれませんよね~。
その中でも、断トツの知名度ナンバーワンは、「フリーメイソン」で間違いなし。
まさに、陰謀論界の王者と言ってもいいでしょう。
最近、ビックリしたのは、「二二六事件」を調べていた時のこと。
事件が起きる前から、不穏な空気はあったとのことで、当時、いろいろと怪文書が飛び交っていた様子。
その中に、なんと、「フリーメイソン」が登場するんですよ。
いや~、フリーメイソンって戦前から有名だったんだ!
これは、知らなかった。
歴史が長いんですね、フリーメイソン陰謀論は。
二二六以前に流れた怪情報ですから、昭和10年あたりですか?
特定はできません。
戦前の文章ですから、読みにくさはご容赦のほどを。
「岡田内閣の正体
反国家性自由主義売国奴の跳梁を断乎排撃せよ
皇国団結の基礎は君臣一如の大道である。
炳(へい)として輝く大道を紊(みだ)るもの曰く君側の奸臣にして牧野鈴木を繞る元老重臣ブロックである(中略)
元来牧野はフリーメーソンの一味僕党にして今や虎視眈々祖国を窺う国際聯盟の水先案内となり袞龍(こんりょう)の袖にかくれ、擅(ほしいまま)に岡田内閣を操縦しその野望を遂行せんとしてゐる。
(以下略)」
文中に「フリーメーソン」の表記で登場。
「牧野はフリーメーソンの一味、、、」とある「牧野」とは、二二六事件で襲撃を受けた、前内大臣の牧野伸顕を指します。
幸い、牧野は静養中を襲われましたが、孫娘に手を引かれ山中に逃れて、命は無事でした。
ちなみに、この牧野の孫娘はあの吉田茂の娘の和子さん。
この和子さんがのちに麻生太賀吉に嫁ぎ、生まれた長男が麻生太郎(現・自民党副総裁)です。
ちょっと、話がズレましたが、二二六事件前の怪文書に、「牧野伸顕はフリーメーソンである」と書いているわけですね。
今から90年ぐらい前の時代にも、フリーメイソンは悪役(?)として知れ渡った存在だったとは!
凄いぞ、フリーメイソン!
まこと、あなた様は陰謀論界のキングなり!
この文書の流れからすると、国際連盟もフリーメイソンの息がかかっていると示唆しているのでしょうか?
それとも、「国際連盟=フリーメイソン」という陰謀論が、当時、存在していたんですかね?
不勉強にして知りません。
とにかく、当時の前内大臣がフリーメイソンで国際連盟の手先だから、暗殺すべし、などと考えていた連中が戦前にいたことは間違いないようです。
それにしても、この陰謀論ワールドの覇王とも言うべきフリーメイソンって、一体、どんな組織なんですかね~。
誰か、その正体を知っている人がいましたら、ぜひぜひ教えてください。
ブログ主行きつけの居酒屋で一杯、奢りますよ。
もちろん、ブログ主は「フリーメンソン陰謀論」の類は、一切、信じておりません。
でも、もし、本当だったら、どうしよう、、、、
消されちゃうかな?
ハハハ!
ということで、今回の記事は、「フリーメイソンはなんと戦前から陰謀論界のスーパースターだった!」の巻でした。
追記
まあ、中世の石工ギルドから始まったというのが通説らしい。
入会するには、二人の後見人が必要だとか、メイソンには「見習い」「職人」「親方」と、三階級があるとか、何かの本で読んだことはあるが、、、
カトリックと仲が悪いという話も聞く。
そのあたりから、陰謀論が生まれたのだろうか?
とにかく、よくわからない。