皆さん、知らないうちに勝手に「分類」されてますよ! ~ 「シスジェンダー」って何ですか?

いや~、つくづく自分はボーっと生きてるんだな~、と思ってしまったりして。
皆さん、「シスジェンダー」って言葉を知ってましたか?
ブログ主はつい最近、この用語に出会いました。

先日、トランスジェンダーについての本を購入しまして、ゆっくり少しずつ読んでおります。
その中で、この「シスジェンダー」が本文中に登場しまして、「え?何これ?」となったわけです。
幸い、簡潔な「注」がついていたので、一応は解決しました。

ただ、その時に真っ先に感じたのは、「人間、知らないうちに勝手に分類されることもあるんだな~」という若干の驚きと違和感。
ということで、今回は「シスジェンダー」やその周辺の諸々について記事にしたいと思います。
(以下、感想や意見は極力排して、知り得たことを淡々と書き記していきます。)

◎「シスジェンダー」とは?

⇒生まれもった性別と自認する性別が一致する人のことです。
⇒「男」として生まれて、自分を「男」と認識している人は「シスジェンダー男性」で、ブログ主はこれに分類されます。
⇒「女」として生まれて、自分を「女」と認識している人は「シスジェンダー女性」となります。

◎この用語が登場した背景・理由

⇒シスジェンダーはトランスジェンダーとセットで生まれたそうです。
⇒その理由は、トランスジェンダーの人々だけに特定の用語を与えると、そのために新たな差別が生まれかねないからだといいます。
⇒シスジェンダーの「シス」が「こちら側にものが集まっている状態」を意味しており、トランスジェンダーの「トランス」が「乗り越えて移動している状態」を表すので、この二つが対義語となるという意図で生まれた用語だといいます。

⇒仮に、トランスジェンダーの対義語を「ノーマル」と表記すると、「トランスジェンダーはアブノーマルだ」との印象を持たれる恐れがあるために、「シスジェンダー」が用いられたとのことです。

*先ほども断りましたが、ブログ主の感想・意見は一切、入っておりません。

◎このような「ジェンダー」の論点に関して意識が高い(?)とされている人たちの考え

⇒多くの人が、「シスジェンダー」という言葉は聞いたことがない、と感じるのは、シスジェンダーが多数派だからだといいます。
⇒ジェンダーに関する問題をよく理解するためには、トランスジェンダーだけではなく、シスジェンダーにもしっかりと目を向ける必要があるそうです。

*ここにも、ブログ主の感想・意見などは入っていません。

◎ついでに、皆さん、もう「性同一性障害」という用語は古いって知ってましたか?
ブログ主は、今読んでいるトランスジェンダー本で初めて知りました。

⇒かつては、「性同一性障害」と呼ばれていた現象(症状)には、現在では「性別違和」という用語が使われています。
⇒この「性別違和」は、専門家によると、通常は就学前、あるいは小児期にこれを自覚するといいます。
⇒米国精神医学会によると、この現象は男性の0・005~0・014%、女性の0・002~0・003%に見られるそうです。

*ここまで、ブログ主の感想・意見は全く含んでおりません。

◎ここからは、ブログ主の感想・意見を述べたいと思います。

さて、この分野に関心の高い人たちにとっては、「シスジェンダー」という語は馴染み深いものなのでしょう。
繰り返しになりますが、こちらはつい最近にこの用語と遭遇して、少々戸惑っております。
知らない間に、自分は「シスジェンダー男性」と分類されているわけですね、ジェンダー活動家(?)の間では。

さらに、「性自認」に「性的指向」をからめると
⇒「シスジェンダー男性でヘテロセクシュアル」
⇒「トランスジェンダー女性でバイセクシャル」などなど細かく分類ができるそうです。

なんか、「血液型×12星座占い」みたいだな~、とか言ったら不謹慎ですかね~?!
こんなことを考えるのも、「おまえはシスジェンダー男性で多数派だから、そんなお気楽極楽なことを言えるんだ」とか叱られますかね~?
私のこういう感じ方も、「『シスジェンダー・プリビレッジ』の一つだ!」と指摘されたりして、、、

*「シスジェンダー・プレビレッジ」とは?
⇒シスジェンダーであることによって、社会生活の中で気づかぬうちに「生きやすい」状況に恵まれていることを言う表現らしいです。

これも、ほんの数日前に知ったばかりの用語です。
まあ、ジェンダー活動家にとっては常識的なことなのでしょう。
彼らが指摘する具体例を以下に少し挙げます。

⇒性別による区別を気にせずに公衆トイレや更衣室を利用できる
⇒性自認を公表することによって社会から不当な扱いを受けない
⇒特別なサイズを注文しなくても性自認にあった衣服が買える
⇒自分のセクシュアリティが明らかになるのを恐れて病院に行けなくなることがない

言われてみると、上の四つの例は自分に当てはまりますけどね、、、

正直に言わせてもらうと、これまでは、「ジェンダー」関係の問題や論点にはあまり関心をもっていませんでした。
先週の半ば、生まれて初めてジェンダー関係の書籍を購入して、未知の用語に悪戦苦闘しながら遅いペースで読んでいるところです。
すると、まだほんの数十ページしか進んでないのに、いろいろと自分なりに思うところ(正直、かなりの違和感も含む)が出てきまして、、、
それで、今回の記事につながったというわけです。

ということで、今後、この分野についての記事が時々登場するかもしれません。
磯貝~、川口~、ノーちゃ~ん、あなたたちも「シスジェンダー男性」ですよね~。
油断(?)しちゃいけませんよ~、知らないうちに「分類」されてますよ~。

追記
この分野についてのアメリカの事例などを読むと、中には違和感どころか嫌悪感を覚えざるをえないような具体例が挙がっている。
ジェンダー活動家の目には、ブログ主などは「遅れたアナタ」と映るのであろう。
いずれ、当ブログで紹介することもありそうだ。