川口との対話

川口のことは皆さんご存じのはず。
当ブログ最多登場を誇る、あの川口である。

ブログ主の学生寮の同期で、大切な友人。
昨年の寮同期会が大盛会になったのも、彼が多忙の中、幹事を務めてくれ、連絡調整をしてくれたおかげである。

磯貝同様、川口も当ブログを熱心に覗いてくれて、しばしば貴重なコメント・助言を寄せてくれる。
そこで、今回は、二人の対話形式でその内容の一部を紹介したい。

川口:時々、読んでるよ。あの、ちょっと前の記事だけど、比叡山と豊臣秀吉の関係がどうのこうのってやつ、あれ、わりと興味深かったなあ。

ブログ主:あ、そうなんだ。ありがとう。

川:うん、今の会社の最寄り駅から近いところに、「日枝神社」があるから。へえ~、とか思いながら記事を拝見したよ。

ブ:そうか~、日枝神社も全国各地にあるからね~。

川:そうそう。それと、実は、割と神社関係には関心があるのよ。昔、仕事の関係で鳥取にいたからね。島根まで足を延ばす機会が多くて。

ブ:島根と言うと、、、

川:ほら、例の「出雲大社」が。

ブ:だな~。と言っても、俺、出雲大社についてはほとんどなにも知らないなあ、、、少し、情報くれる?

川:じゃ、かいつまんで、、まず、本殿の高さが今は24mなんだけど、もともとは48mとか96mだったとかいろんな説があってね。主祭神は、もちろん、大国主大神。

ブ:あの、因幡の白兎の?

川:それそれ。あと、一般の神社の場合は「二礼二拍手一礼」だけど、出雲は「二礼四拍手一礼」なんだよ。

ブ:なんか、独自色を出してるな~。

川:うん、あと、とにかく大きいものが多くて、、、日本一大きい国旗とか。

ブ:え? その国旗、ちなみにどれくらい?

川:なんと、畳75畳分、ポールの高さが実に47m!

ブ:ひゃ~、でかいね~! 松木の巨頭も真っ青!

川:ハハハ! そこで、松木のデカ頭を出す?

ブ:まあ、規格外と言えば、松木のデカ頭とそれに見合う「特注の面」だから。

川:松木って、剣道の面を特注したことをずっと隠していたよね。

ブ:そう、今井の情報提供のおかげで、松木の秘密が白日の下に。

川:松木は相変わらず、パチンコやってるのかねえ?あと、借金癖が治っているといいけど。

ブ:俺、最後、松木から5000円ぐらい返済してもらってないような気が、、、

川:あ、俺もそんな気がする。一緒に、取り立てに行こうか、四国まで。

ブ:利息含めて、ガッポリ返してもらおうか。で、ついでに四国観光する?、って話を出雲に戻したいな、、、脱線したのはこっちだけど。

川:じゃ、さっきの続きから。とにかく大きいのよ、出雲は。出雲の御本殿は神社建築の中では日本一の大きさで、また、大注連縄がまたデカい。あと、名前の件だけど、昔は「杵築大社」だったらしくて、明治になってから出雲大社に改称されたらしいんだよ。

ブ:ん?「杵築」と書いて「きずき」と読ませるのか。大分県に、「杵築」の字で「きつき」と読ませる市があるね。なんか、関係があるのかな?

川:う~ん、その辺は知らないな。西川に訊いてみるか。で、また出雲の話をすると、伊勢神宮との関係がかなり興味深い。

ブ:え、どういうこと?

川:これも聞いた話だけど、出雲大社と平城京と伊勢神宮が一本のラインで結ばれることに大きな意味があるってさ。つまり、平城京すなわち大和朝廷から見て、出雲が西、伊勢が東になるというわけ。

ブ:で、それから?

川:東は日が昇る方向で、西は日の没する方向だから、要は、「陽」と「陰」の関係を見て取るらしいよ。ここから、「伊勢=天」と「出雲=地」、「伊勢=生」と「出雲=死」、「伊勢=覚醒」と「出雲=眠り」などなどの意味付けをするとのことで。

ブ:そっか~、陰と陽で二つで一つってことかな?

川:多分ね~、専門家じゃないから断言はできないけど。

ブ:今さんの『毒舌日本史』にも出雲族のことは少し出てくるけどね。大和族より出雲族の方が豊かだったとか。出雲族は朝鮮系統ではないか、とかね。

川:へぇ~、その出雲族が豊かだったというのは?

ブ:今さんの説明では、中国山地は翡翠(ひすい)とか瑪瑙(めのう)とかの玉類を産出したらしいよ。で、その玉造りの技術を持っていたから、勾玉(まがたま)を造ったと書いてあったね。

川:あ、だから、「玉造温泉」なんだ。

ブ:多分ね。

川:いや、実はね、僕も『毒舌日本史』には興味があるんだよ。探してみようかな。

ブ:ぜひ、読んでみてよ。いや~、しかし、今日は川口からいろいろ出雲大社の情報を聞けて、ためになった。ありがとう。でもなあ、、、

川:でも、ってどういうこと?

ブ:磯貝が見たら、「一般受けしないな」と切り捨てるだろうな。

川:やっぱり。