英語で読むEleanor Rooseveltの言葉

今回は、かなり昔のファーストレディの言葉です。
第32代米大統領フランクリン・ルーズベルトの奥様です。
この大統領は例の「ニューディール政策」で有名な方ですね。

妻のエレノアさんも人気が高かったそうです。

Do what you feel in your heart to be right ー for you’ll be criticized anyway.

心から正しいと思うことをしましょう。何をしても批判はつきものですから。

信念の命じるままに行動しよう。文句がある人には、言わせておけばいい。

2パターン訳してみました。
下で、直訳もします。

今回のエレノアさんの言葉で、以下の三つの3点を完全理解・暗記しましょう。

①feel + O + to be のパターン
②強調を見破ろう
③等位接続詞「for」の用法

まず、ダッシュ(ー)の前までを確認します。
Do what you feel in your heart to be right

Do = V / what ~ right = O
whatは関係代名詞 what = O / you = S / feel = V

ここで、①を確認します。
「feel + O + to be ~ = Oが~であると感じる 」と処理しましょう。
すると、what you feel to be rightは、「正しいと感じること」と訳せます。

次に②ですが、「in your heart」を「心の奥底で・内心は」と暗記してもいいですが、「feel」が「感じる・思う」ですから、一種の強調表現だと気づけば、そこで解決です。

「what you feel to be right 」だけでも通じるのを、「what you feel in your heart to be right」=「心の奥底で正しいと感じること」と言うのは、「強調」しているわけです。

では、ここまでの訳です。
⇒心の奥底で正しいと感じることをしなさい。

次に、ダッシュ以下をみていきましょう。
for you’ll be criticized anyway

you = S / will be criticized = V ここは、「助動詞+受動態」です。

訳の前に、③の確認です。等位接続詞のforです。
前文の内容の理由を説明する働きで、ふつうは「というのは」と訳します。

「完全な文」+for+「完全な文」の形で使います。
今回のエレノアの言葉も、forの前後が「完全な文」です。

では、ダッシュ以下の訳です。
⇒というのは、いずれにしても批判されるからだ。

ここで、文全体を訳しましょう。
⇒心の底から正しいと思うことをしましょう。なぜなら、いずれにしても批判されるのですから。

今回は、エレノア・ルーズベルトの言葉でした。
①~③を身につけましょう。