今回は、弟さんのほうです。
ロバート・ケネディ(Robert Kennedy)はジョン・F・ケネディの実弟です。
兄の言葉の中に、「change」が入っていました。
Change is the law of life. でしたね。
弟さんも、この単語を使っております。
Progress is a nice word.
But change is its motivator.
And change has its enemies.
「進歩」という言葉は心地よい響きを持つ。
しかし、「変化」なくして進歩は生まれない。
そして、変化には多くの敵がつきものだ。
前進という言葉に人は心ひかれる。
しかし、現状を変えなければ、前には進めない。
だが、変えようとすると、多くの敵が現れる。
*二パターン訳を作ってみました。
と言いながら、下に直訳とぶっちゃけ訳もあります。
今回は、短文が三つ。
それも、簡単な文構造です。
では、一文目からみていきます。
Progress is a nice word.
Progress = S / is = V / a nice word = C
訳します。
⇒進歩は 魅力的な言葉だ。
次に、二文目をみます。
But change is its motivator.
change = S / is = V / its motivator = C
訳します。
⇒しかし、変化が進歩の原動力である。
最後に、三文目です。
And change has its enemies.
change = S / has = V / its enemies = O
訳します。
⇒そして、変化には敵がいる。
全体を通して
⇒進歩は魅力的な言葉だ。しかし、変化がその原動力である。そして、変化には敵がいる。
*三つをつなげて、ぶっちゃけ訳すると、
⇒「進歩」と聞くと、みんな心躍るだろうが、現状を変えなきゃ前には進めないし、変えようとすると敵がわんさかお出ましになる。
*では、一つ小ネタを。
このロバート・ケネディの言葉を、かつて、アメリカの元大統領クリントンがある講演の中で引用しました。
その際に、「Progress is a nice word. But its motivator is change. And change has its enemies.」としました。
つまり、二文目の語順を変えているのです。
ウッカリか意図的かは本人に訊いてみないとわかりません。
今回は、弟さんのロバート・ケネディの言葉でした。