英語で読むKennedyの言葉

今回は、ジョン・F・ケネディの言葉です。
亡くなった後も、いろいろな話題を提供する元大統領です。
では、彼の言葉を紹介します。

Change is the law of life.
And those who look only to the past or present are certain to miss the future.

⇒人生の本質は変化だ。
過去か現在のみに安住するものは、決して未来をつかめない。
⇒変化は人生の大原則である。
過去や現在だけに意識を向けていると、必ず未来を見失う。

今回のケネディの言葉で、以下の3点を完全理解・暗記しましょう。

① those whoの用法
② look to ~の意味
③ be certain to doの用法・処理

もう一つ、極めて重要な「theの用法」があります。
それは、the law of lifeとa law of lifeの決定的な違いです。
これについては、今回は簡単に触れます。(当「英文法」で詳説します)

では、①~③は登場したときに時に解説します。

まず、最初の英文をみます。

Change is the law of life.

Change = S / is = V / the law of life = C

*the law of lifeのtheは「最も重要な」「決定的な」「本質的な」のニュアンスを出します。
*もし本文がa law of lifeならば、その場合のaはone ofのニュアンスを出します。

では、訳します。
⇒変化は人生の大原則である。(⇐the のニュアンスを「大」に込めています)

二つ目の英文をみていきます。

Those who look only to the past or present are certain to miss the future

Those = S / are certain to = 助動詞扱い / miss = V / the future = O
who = S / look to = V / the past or present = O

ここで①を確認します。

「those who + V =Vする人々」と処理します。
このthoseは「人々」の意味で、 whoは関係代名詞の主格です。
⇒who look only to the past or presentがThoseを修飾しています。

*those people who のpeopleが脱落したものと考えてもいいです。

次に②を見ていきます。

look to ~ = ~に注意・心・関心を向ける *頻出です。暗記しましょう。

Those who look only to the past or present までを訳してみます。
⇒過去または現在だけに注意を向ける人々は

では、③を確認すれば、二文目の訳づくりができます。

be certain to V(原形)=きっと~する、必ず~する(*話し手の確信を表す表現です)

*厳密には助動詞ではありませんが、be certain to を助動詞扱いすると、役立つことが多いです。
*この点も、当「英文法」でとりあげます。

では、Those who look only to the past or present are certain to miss the future.を訳します。
⇒過去または現在だけに注意を向ける人々は必ず未来を見逃してしまう。

最後に、全体の訳を確認します。

⇒変化は人生の大原則である。過去または現在だけに注意を向ける人々は必ず未来を見逃してしまう。

今回は、ジョン・F・ケネディの言葉を英語で読む、でした。
①~③をしっかり暗記しましょう。