その1で確認したように、
It is ~ thatの強調構文の弱点は、「動詞を強調することができない!」です。
Samantha keeps a pig in the garden shed. (keepsが動詞)
✖It is keeps that Samantha a pig in the garden⇐誤り!英文として成立しない!
では、文中の動詞を強調する方法を紹介すると、
①強調の助動詞do / does / did を使う方法
②関係代名詞のwhatを使う方法、の二通りがあります。
まず、①から説明します。
強調する動詞の前に、do / does / did のいずれかを置き、動詞を原形にする。
主語と時制から、doかdoesかdidかを選ぶ。
Samantha keeps a pig in the garden shed.
主語はSamantha、動詞keepsは「現在」だから、doesを選ぶ。
⇒Samantha does keep a pig in the garden shed. (keepが原形になることに注意!)
Harold kept a pig in the garden shed.
動詞keptが「過去」だから、主語には気にせずdidを選ぶ。
⇒Harold did keep a pig in the garden shed.(keepが原形になることに注意!)
You look nice today.
主語はYou、動詞は「現在」だから、doを選ぶ。
⇒You do look nice today.
以上のように、動詞を強調します。
では、次に②のパターンを説明します。
Samantha keeps a pig in the garden shed.が以下のようになります。
⇒What Samantha does is keep a pig in the garden shed.
=What Samantha does is to keep a pig in the garden shed.
このように、二通りできます。
作り方の手順は以下の通りです。
強調する前の文を、「S + V + ~ 」、とした場合、
1 Sを⇒What S do / does / did にする(SとVの時制から、doかdoesかdidかが決まる)
2 V+~⇒is / was の後にVを「不定詞」か「原形」に変えて置く+~
この1と2で完成です。
では、Harold kept a pig in the garden shed.でやってみます。
1⇒What Harold did(動詞が過去だから、didを使う)
2⇒was to keep a pig in the garden shed またはwas keep a pig in the garden shed
1+2=What Harold did was to keep a pig in the garden shed.
= What Harold did was keep a pig in the garden shed. これで完成!
➁の関代whatを使うパターンは、「強調構文」としては習ってはいないでしょうが、覚えて損はないです。
では、今回はこの辺で。