Vが一般動詞の第二文型を見ていきます。
この文型でよく使われる動詞を挙げると、
*「~になる」の意味を表す動詞=become, get, grow, turn, prove, go, comeなど
*「~のままである」の意味を表す動詞=keep, stay, stand, remainなど
*「~に見える・思える・聞こえる」の意味を表す動詞=look, appear, seem, soundなど
*感覚に関する動詞=feel, taste, smellなど
では、be動詞の場合と比較してみます。
He was hungry. 彼は空腹だった。
He looked hungry. 彼は空腹そうに見えた。
*be動詞の場合は、単純に「SはCである」の意味で、
一般動詞の場合はその動詞(ここでは、look=~に見える)の意味が加わると考えればいいんです。
では、いくつか例文を見ていきます。
She was becoming confused. ( She = S / was becoming = V / confused = C )
彼女は混乱しはじめていた。
This milk has gone sour. ( This milk = S / has gone = V / sour = C )
このミルクは腐っちゃった。(goは、あまりよろしくない状態に「なる」場合に使う)
Sayuri keeps wonderfully young. ( Sayuri = S / keeps = V / young = C )
小百合さんはいつまでも若いな、驚くほどに。
John remained silent for a while. ( John = S / remained = V / silent = C )
ジョンはしばらく黙ったままだった。
Naomi didn’t appear at all surprised at the news. ( Naomi = S / appear = V / surprised = C )
ナオミはその知らせにまったく驚いていない様子だった。(not ~ at all は「完全否定」です)
His voice sounded strange on the cell phone. ( His voice = S / sounded = V / strange = C )
携帯で聞く彼の声は変な感じだった。
This flower smells sweet. ( This flower = S / smells = V / sweet = C )
この花はいい匂いがする。
This coffee tastes too bitter for me to drink. ( This coffee = S / tastes = V / bitter = C )
このコーヒー、味が苦すぎて飲めないよ。
とりあえず、上記の動詞をしっかり押さえておきましょう。
*やや蛇足ぎみですが、
・「~を見る」はlook at ~ です。atを忘れないように。
・感覚に関する動詞は、後ろに「目的語+原形や~ingなど」が来るパターンも重要です。
いわゆる感覚動詞(=知覚動詞)のつくる構文ですね。
ほんの少しだけ、例文を、
Did you feel the earth move? ( you = S / feel = V / the earth = O / move = 動詞の原形)
Can you smell something burning? ( you = S / smell = V / something = O / burning = 現在分詞)
知覚動詞(感覚動詞)に関しては、またの機会に。
今回はこの辺で。