危険な熊の駆除はやむをえず! 過激な熊愛護派さんたちへの反論

OSO18は駆除された。
道釧路総合振興局の発表では、7月30日午前5時頃、道東部にある釧路町で駆除されたとのこと。
体毛鑑定でOSO18のDNAと一致したという。

駆除後に確認された体長は2・1メートルで推定体重は330キロ、前足の幅は20センチ。
ということは、実はOSO20だったというわけ。

駆除に貢献された方に感謝する人々が沢山いる一方で、駆除に反対する人たちが苦情を寄せている。
ヒグマに限らず、ツキノワグマが駆除された際にも、電話やメール等でクレームを入れる人が多い。

中には、「馬鹿野郎!」とか「責任者出せ!」「人でなし!」さらには「地獄に落ちろ!」という罵声を浴びせる者や、電話先で泣き続けるといった人もいるらしい。
このような感情に任せた振る舞いをする人たちに、「落ち着いて話しましょう」と言っても通用しないようですが、、、

駆除はやむなしと考える一人として、過激な(=感情的な)熊愛護派の人たちに、まずこちらも「感情的な意見」を述べさせていただきましょう。
その後に、冷静な意見を提示したいと思います。

では、感情的な熊愛護派の皆さまに、あえて感情的な意見を。

その1 そもそも、あなた方は「人命」を軽視してます! これに尽きる!

・本当は、上の一言に尽きるのですが、今回はこちらも感情的になって以下に続けます。

その2 被害者や遺族や友人の気持ちを考えたことがありますか。

・熊に襲われて命を落とした人の遺族や友人の前で、「熊を殺すな」とか発言できますか?
熊の攻撃で大けがを負ったり、体の一部を失った人の前で、「熊と共存できる」とか言えますか?

・役所に電話して、あなたたちが「馬鹿野郎!」と怒鳴った相手の身内や知り合いが熊の被害者の可能性もあると思いますが、そういう想像力はないんですか?

その3 「熊を殺すな」派の人は、生き物を殺したことがないんですか。

・蚊を一匹も殺したことがないんですか? ゴキブリを退治したことはないんですか?

・ダニを駆除したことはないですか。 釣った魚を食べるために殺したことはないですか。

・え?「熊と昆虫や魚類は違う!」と反論したいですか? そうですか、それなら「その4」で続きを。

その4 どういう基準で、またどういう根拠で殺してもいい生物と殺してはいけない生物を選んでいるのですか。
あなた方、過激な熊愛護派さんの恣意的な判断ではないですか? 

・「蚊は殺してもいいが、熊はいけない」は、あなたたちの勝手な思い込みですよね。
違うと言うなら、納得できる論理的な根拠を挙げてください。

「熊は賢いから殺すな」というご意見に対しては、また別の機会に「冷静な反論」をいたします。
*これは、「イルカやクジラは賢いから殺すな」と同じパターンですね。またの機会に。

・根拠もなく、「ネズミは駆除してもいいが、熊は殺すな」と主張するのなら、「自分たちがどの生き物を殺してもいいのかを決める」というのと同じですよ。

それは、「自分たちが法律だ!」というのと同じですよ。
あなたたちは、「探偵マイク・ハマー」みたいなことが言いたいんですね。
つまり、「俺が掟だ!」と言いたいのでしょう。

その5 食肉や食用魚介類は一切食べてはいけませんよ、「熊を殺すな」派の人たちは!

・言うまでもなく、食肉はもともとは生きた動物であり、それを殺して食用に加工する他者が存在しています。
人に、動物を殺させといて、自分たちは美味しいところだけいただくなんて、勝手が良すぎませんか?

え?「牛や豚や鶏は、美味しいから殺してもいい」ってですか?
ああ、そうでしたね~、あなたがたは「自分たちが法律だ!」でしたね。

・野菜も食べてはいけませんよ。植物も生命ですから。

え?「サラダが食べたいから、植物は殺してもいい」ってですか?
あ、忘れてました、あなたがたは「俺が掟だ!」でした。

・ヨーグルト類や納豆も食べないでくださいね!
乳酸菌やビフィズス菌や納豆菌さんたちも生命ですから!

え?「美味しいし、体にいいから食べたい」ってですか?
あ、あなたがたは、、、、
さすがにチョットくどいな。
ハハハ!

まだまだ、感情的な意見はありますが、今回はこの辺で止めておきます。
また、機会をあらためて、次は冷静な意見を述べたいと思います。

蛇足
今回は、「感情的な意見」なので、「俺が掟だ!」などという大げさな表現をあえて用いた。
ただ、熊に限らず、動物愛護派の意識には「優越感」というか「先進意識」というか、もっとぶっちゃけて言うと「上から目線」があると感じる。

「意識の高い私達」が「意識の低い世間一般のやつら」を啓蒙してやっているんだ、という鼻持ちならない態度が!
おっと、感情的な表現を使ってしまった。

ブログ主に言わせれば、それは「意識の高さ」ではなく、単なる「恣意的な判断」である。
「殺すなVS殺してもいい」の区分を、自分たちで勝手に線引きしているにすぎない。
そういう自覚すらないのであろう。

自分たちの仲間内だけで通用するルールを作ってお遊びしている連中が、真面目に生きている人々を勝手に見下している。
あ、また、やや感情的に、、、、
ということで、次回はこちらから「冷静な意見」を提示します。