脳梗塞の特効治療法? ~ 一発、二百万円の注射を知っていますか?

いや~、医学の進歩は凄い!
って、いきなり何だ?と常連さんたちは思っているかな~。

まあ、タイトルにある通りでございます。
なんと、今や脳梗塞の特効薬(?)が存在するらしいですね!
ホント、全然知りませんでした。

酒飲み仲間に、三十六歳の医師がいます。
某県の県庁所在地で四代続いている開業医の跡取り息子。

本当に気のいい好青年で、何度、一緒に飲んだことか、というくらいの仲。
ところが、ここ最近、街中で会わないな~、と思っていたら、「今、入院してます」との連絡が。
え?え?とビックリしてたら、「週末に、退院しますので、よろしかったら久しぶりにどうでしょうか」との飲みの誘いあり。

ブログ主:久しぶり、どうしちゃったの、入院してた? で、なんでまた。

Y医師:実は、脳梗塞になっちゃいまして~、ハハハ。

ブ:え~、Yちゃん、あなた、まだ、三十いくつかだよね。

Y:ええ、三十六です。ハハハ。

ブ:ちょっと、「ハハハ」はいいんだけど、今日の午前中に退院して、即日に酒飲んで大丈夫なのか?

Y:ええ、薬も飲んで来たし、医者の許可も出てるし、、、

ブ:って、アンタも医者だろ?!

Y:いや~、「医者の不養生」ですかね~。

ブ:自分で言うな!

とまあ、こんな感じで、数か月ぶりに、年下の飲み仲間と行きつけの角打ちで乾杯。
で、いろいろ、話を聞きましたよ。

Yちゃんが言うには、「6月5日に、例の立ち飲み屋で軽くやっていたら、急に下半身に力が入らなくて、バランス崩して、座り込んじゃったんですよ。最初、ヘルニアかな、と思って、弟に電話したら、『兄貴、そりゃ、脳梗塞だよ』って言われて。あ、弟も医者なんです」

その立ち飲み屋は高齢者が多く、時々、オヤジ客が店で倒れるため、女主人も手慣れたもので、あわてず騒がず、すぐに救急車を手配。
その後、Yちゃんが卒業した大学の系列病院にすぐ搬送。

発症後、時間を置かずに、適切な処置を受けたことで、二か月あまりで、回復。
後遺症もほとんどなく、足首の動きだけが少しぎこちない程度。
それは、リハビリで元に戻るということで、特に、脳の機能にまったく問題が残っていないのは幸いでした。

で、ここからが、本題。
今回の驚異的な回復の立役者は、脳卒中の再生医療(幹細胞治療)といわれるもの。
今までは、一度死んでしまった脳細胞は戻らないとされていたそうです。

それが、この脂肪幹細胞を一億個~二億個ほど投与(点滴)することで、一度壊れた脳細胞を修復することが可能になったとのこと。

ただし、まだ、歴史の浅い治療法で、保険適用外。
一回の投与に、あるクリニックでは、242万円(税込み)を請求します。
モニター制度を利用すると、若干の割引があります。

現在、推奨されている幹細胞の投与回数は三回。
某クリニックでは、三回投与して、一般の治療費が594万円(税込)、モニターだと440万円(税込)です。
飲み仲間のY医師は、モニターで二回ほど投与して、絶大な効果を実体験しました。

Yちゃん曰く、「いや~、一発200万円の注射を二発打ったら、ピタッと治りましたよ」
素人のブログ主には、なんともコメントできませんが。
ちなみに、彼は「モニター制度」枠だったそうです。

当ブログは医療は専門外なので、あくまで知り合いの医師に聞いた話を中心にして今回の記事を構成しています。
当ブログが、幹細胞投与の再生医療を勧めているわけではありませんので、くれぐれも誤解なきようにお願いいたします。

最後に、Y医師からの情報を少し、紹介します。

*自分の細胞を投与するので、拒否反応はなく、治療自体は安全である。
*ただし、効果は人それぞれであり、必ずしも一気に回復するわけではない。
*とにかく、費用がかかるので、誰もが利用できるわけではい。
*医学界の中でも、最新の分野であり、賛否両論があるので、慎重に判断して欲しい。
*詐欺まがいのクリニックもあるようだから、注意と情報収集が必要である。

まあ、ブログ主は飲み仲間が見事、復活してくれて、うれしい限り。
あと、このような治療法があるとはまったく知らなかったので、いい勉強になりました。

追記
くどいようですが、当ブログは医療の分野については全くの門外漢です。
幹細胞投与を推奨しているわけでは、決してありません。
ただ、知り合いの医師の実体験と知識を少しばかり紹介しただけです。
くれぐれも、誤解なきようにお願いいたします。