第一文型(SV)を理解しよう

第一文型の英文を見てみます。

The train has arrived. It has come early.
列車が着いたよ。早く来たね。
一文目は、The train が主語(S)でhas arrivedが動詞(V)
二文目は It が主語(S)でhas come が動詞(V)earlyは修飾語(ここでは、副詞)

第一文型=SVとは
⇒文の要素は主語(S)と動詞(V)だけ
⇒ただし、修飾語はいくつあってもよい

例文をいくつか挙げます。

I am always at home in the afternoon.
私は午後はいつもうちにいます。
I がS でamが V(⇐これで第一文型が成立)
alwaysと at homeと in the afternoonはすべて修飾語(句)

In Japan, the rainy season sets in about the latter end of June.
日本では雨季(梅雨)はだいたい六月の下旬に始まる。
the rainy seasonが S でsets inが V(⇐これで第一文型が成立)
In Japanと about the latter end of Juneはすべて修飾語(句)

*誤解してはいけないこと
✖第一文型は短い⇐修飾語句をつければ、いくらでも長い文になる
✖常に主語で始まる⇐文頭に副詞(句)を置くこともできるし、倒置の場合もある

Into the water jumped the boy with a splash.
水しぶきをあげて、その少年は水に飛び込んだ。
jumped がV でthe boy がS(倒置の第一文型)
Into the water とwith a splashは修飾語句

At the top of the hill stood the tiny chapel.
丘の上にそのとてもちいさな教会が立っていた。
stood がV でthe tiny chapel がS(倒置の第一文型)
At the top of the hillは修飾語句

*There + be + S の形も第一文型と考えてよい。

There is no doubt about it.
それに関しては疑いはない。
is がV でdoubt がS

There used to be an Italian restaurant somewhere around here.
以前、どこかこのあたりにイタリアンレストランがありました。
used to be がV でan Italian restaurant がS

第一文型も、形式主語とからんだり、そのほかにも細かい点はありますが、とりあえずここでは省きます。
文の要素や修飾語については、また別の機会に触れたいと思います。