梅は咲いたか桜は、、、、それでもコタツはまだまだ必要ですね

数日前、実家の梅が三分咲きあたりで、ワクワクしていたら、翌日に雨。
そのせいで、かなり散ってしまいましたよ。
せっかく、満開の姿を楽しみにしてたのに~。

*梅咲いて庭中に青鮫が来ている (金子兜太)

梅といえば、「梅」がつく日本酒もいろいろ。
当方の好みは、「雪中梅」「梅錦」「梅の宿」「臥龍梅」「越乃寒梅」、、、、
その時々の気分や肴に合わせて、様々な「梅」を賞味しております。
あ、「松竹梅」というのもあるけど、飲まないな~、、、他意はございません。

*春雨や降るとも知らず牛の目に (小西来山)

庭の梅を散らした雨は憎いけれども、ちょっとした恩恵もあるのかな。
この時期、飛散する花粉を抑えてくれるから。
ホント、この時期、目はかゆいわ、くしゃみ・鼻水は出るわで往生しますよ。

*美しき名を病みてをり花粉症 (井上禄子)

先ほど、日本酒の銘柄を思い出していたら、なんか飲みたくなってきましたね~。
この記事を仕上げたら、街に繰り出しますか、花粉対策用マスクを忘れずに。
ちなみに、「マスク」は冬の季語だそうですので、ここでは、一句を紹介できません。

今、コタツの上にパソコンを置いて、文を綴っております。
いわゆる「三寒四温」の頃に当たるのか、昨日も一昨日も朝は起きるのが辛かったですよ。
その代わり、暖房を入れて、さらにコタツで下半身を温めれば、元気いっぱい。

*顎のせて天板広し春炬燵 (長嶋有)

コタツ様に感謝しながら、味わうアイスクリームの美味さときたら、、、もう最高!
お気に入りは、「あいすまんじゅう」と「ブラックモンブラン」でございます。
前者は丸永製菓さん、後者は竹下製菓さんによる傑作アイス!
あ、会社名出しちゃった、、、決して、回し者ではありません。

話は変わって、3月は卒業式の季節。
先週末、街ブラしていたら、式帰りの親子数組の姿が。
高校は大体、3月の頭ですよね、卒業式は。
大学等は中旬だったかな。

*三四人親友ありて卒業す (瀧井孝作)

今、母校の卒業式をネットで確認したら、今年は3月20日でした。
大学入学から今年で◎◎年、、、、つくづく、Time flies!
絶対王者川口、磯貝老師、ノーちゃん、青木部長、岡谷修行僧、宮崎のS、西川教授、トミー、、、、
当ブログの常連さんたちは、皆、大学の同期生でございます。

*ひとすぢの息吸ひ込むや入学式 (上山根まどか)

縁あって同じ寮を選び、同じ釜の飯を食った仲間たち。
はたまた、何の因果か、体育会の某部活で同期となり、共に汗を流した同士たち。
今日まで、交友関係が続いているのは、一種の奇跡だと感じているのは私だけでしょうか。
とか言うと、ちょっと大袈裟かな、、、

では、ちょっと早いものの、ここで「花見」の一句を。

*東京の豊後訛りや花篝 (大畠響)

句中の「花篝」とは、夜桜に焚かれた篝火(かがりび)のことらしいです。
この俳句は、東京で夜桜を愛でている時に、豊後訛りが云々、、、という感じみたいですね。
先週末、東京ではなくて、ブログ主行きつけの居酒屋で豊後訛りが耳に入ってきたんですよ。

聞き耳を立てていたわけではなく、その女性二人組が昼から飲んでて、イイ感じの酔い加減なのか、声がデカい。
近くの常連女性に、「大分から来て、11時から飲んでま~す」とか「私、整形してまして~、お姉さんはいじってないのに、お奇麗だから羨ましいです」などを大分イントネーションで喋りまくり。

なぜか、こちらも、その整形大分美女と二言三言、会話を交わすことに。
二月に大分で、友人二人(宮崎のSと西川教授)と旧交を温めたことや、「てんくう」の露天風呂を満喫したこと、都町で飲んだことなどを話題にして。

さすが、大分市民ですね、スパ「てんくう」も立ち飲み「たたんばぁ」もお馴染みとのこと。
なんか、ほんの短いやりとりでしたが、楽しませてもらいました。

では、「梅」に始まりましたから、締めも「梅」でいきましょう。

*勇気こそ地の塩なれや梅真白 (中村草田男)

蛇足ですが、句中の「地の塩」について少々。
これは、キリスト教由来の表現で、神を信じる者は、塩が食物が腐るのを防ぐように、、、、、などと続けると、宮崎のSやトミーから「面白くないよ!」とツッコミが入りそうなので、ここでストップ。

それでは、常連の皆さま、3月は三つのKにお互いに気を付けましょう、と言いながらも、あやふやだけど。
う~ん、「乾燥・花粉・寒暖差」だったかな。
まあ、なんにしろ、体調管理が大事だということで。

さて、本日は土曜日、午後から街を散策して、一杯やっちゃおうかな~。