ホント、信じられないよ、アメリカ人のすることは!
といっても、全員が全員、同じ考えを共有しているわけではないだろうが、、、
9月27日、アメリカのカルフォルニア州で、ツッコミどころ満載の法律が成立した。
なんと、「タコ養殖禁止法」だ!
このおバカな(?)法案を提出したのは、スティーブ・ベネットという議員だという。
その議員は、「タコは記憶力がよく、人を見分けることができる。もともと、群れる習性のないタコを捕らえて、繁殖させようとするのは不適切だし、動物虐待だ」とのたまった。
さらに、驚いたのは、今年の3月にアメリカのワシントン州で、すでにタコの養殖が禁止されていたという事実だ。
ということは、これで米の2州がタコ養殖を禁止したことになる。
そして、同様の法案が米上院やハワイ州でも提出されているらしい。
まさか、ドミノ倒しみたいに、アメリカ全土に広がっていくのか?
実際、タコは知能が高いらしい。
脳が大きく、学習能力がある。
図形を見分けるなどの高度な作業も可能だという。
大体、動物保護を訴える欧米人のよく使う理屈が、「クジラは賢い動物だから、殺してはならない」のパターンだ。
カルフォルニアのタコ養殖禁止法も、タコを「知的で問題解決能力に優れ、痛みやストレス、恐怖、社会的な絆を感じる生物」だと定義している。
牛や豚だって、それなりに賢いだろうし、痛みもストレスも恐怖も感じるはずだ。
牛や豚は平気で殺して、食べるくせに、「タコを大事にしろ」などと主張する。
いつものように、欧米人の身勝手な屁理屈だ。
それに、「タコは社会的な絆を感じる生物」との部分が気になる。
周知のとおり、タコは共食いする。
共食いする生物に、「社会的な絆」があるのだろうか?
理解に苦しむ。
それはさておき、日本人が警戒すべきは、捕鯨に対する横やりと同様の難癖をアメリカなどの外国がつけてくる可能性だ。
欧米人の中には、他国の食文化に対して、敬意を払うことすらできない連中がいる。
本当に、野蛮な者どもだ、異なる文化・価値観を理解できないのだから。
しかし、冗談抜きに、日本は今後、真剣に対応を迫られることになるかもしれない。
コンパッション・イン・ワールド・ファーミングという動物保護団体があるらしい。
この国際団体が、2021年に日本やアメリカなど五か国に対して、「タコの福祉を守る法律がない」と申し入れて、タコ養殖技術の開発を停止するよう求める旨の書簡を送ってきたという。
どうやら、米カルフォルニアのタコ養殖禁止法案は、この団体の要請に早速、答えたもののようだ。
現地では、「カルフォルニアは人道的な水産養殖のリーダーとなる」という報道もある。
なんか、やる気満々だ。
日本政府よ、今からしっかり理論武装し、タコ食文化を持つ国々(ヨーロッパ、特にスペイン)と連携をはかり、対抗策を準備すべきだ。
万が一、日本のタコ食文化に干渉でもされたら、大変だ。
とにかく、タコは魅力的だ。
煮つけよし、刺身よし、酢だこも美味いし、天ぷらもイイ。
とにかく、おかずになるし、酒の肴としても最高。
って、話が急に食材としてのタコの方向へ行ってしまったな。
今回は保留するが、「捕鯨」や「タコ食」擁護のために、論理的に反駁する記事を機会を見てアップするかもしれない。
ただ、最近、当ブログ記事に対して「なんか、理屈っぽいんじゃないの~」と常連さんから指摘されることもあるので、、、、
この記事では、自重する。
ハハハ。
まあ、心配している反面、日本はいくら批判されても大丈夫かな、という気もする。
タコと言えば、大阪のタコ焼き文化だ。
欧米のタコ保護団体がケチをつけてきたとしても、大阪人が聞く耳をもつはずがない。
大阪のおばちゃん、タコ焼きを守ってな!
なんか、タコの話題でいろいろ文章を綴っていたら、タコが食べたくなってきた。
今日は飲みに出る予定だから、タコの刺身で日本酒でもやるか~。
いやいや、この時期は、おでんのタコも美味いぞ~。
あと、行きつけの居酒屋のタコ天もビールと相性がいいしな~。
ステーキとかハンバーガーなどの大味なものしか評価しないアメリカ人には、日本のタコ食文化の奥深さは、理解の範疇を超えるだろうし、一生無縁の存在だろう。
二百数十年しか歴史を持たない青二才の国だから、仕方ないかな。
あ~、日本に日本人として生まれてよかった!
欧米人よ、日本の「タコ食文化」には文句言わせないよ!
追記
今のところ、「タコの福祉」とか言ってる連中は、タコの「養殖」に反対しているようだが、そのうちに「タコ食」そのものに文句をつけてきそうな気がする。
すると、当然、一番先にやり玉にあがるのは、日本だ。
日本政府よ、日本の水産養殖業とタコ食文化を守るために、今から準備万端、整えておくべし。