仕事場(=実家)の敷地の隣に小さな空き地がある。
正確に言うと、一戸建て住宅地の公園だ。
先日、小学校1~2年生ぐらいの男の子二人が、虫取り網と虫かごをかかえて、空き地の中を行ったり来たり。
うちの庭から声かけして、話してみると、「カナヘビをつかまえたよ~」と二人から返事が返ってきた。
カナヘビか~、そういえば、自分も子供の頃によく捕まえていたな~、と懐かしくなる。
◎ カナヘビ
二ホンカナヘビが正式名称か?
全長は20センチ前後ぐらいの、要はトカゲの一種。
ネット検索すると、動画も数々あり。
カナヘビはおそらく絶滅の恐れとは無縁の存在だろう。
と、なんとなく思っていたら、東京都と千葉県では準絶滅危惧相当の指定を受けているそうだ。
ええ~、ホントに~、東京はともかく、千葉も?
千葉って、今キョンが大繁殖しているぐらいの自然豊かな土地だろ~?
決して、千葉を田舎扱いしているわけではないが、、、
千葉県民の皆様、ご容赦のほどを。
さて、「カナヘビを捕まえた!」と思ったら、シッポだけだったということも。
奴は、尾っぽを自切して逃げ出すワザを持っている。
「カナヘビあるある」のひとつ。
子供の頃、近くの原っぱに行けば、バッタは出るわ、蛇は出るわで退屈しなかった。
蛇もマムシなら怖いけど、アオダイショウやシマヘビなどはへっちゃら。
捕獲しては、手にまきつけて遊んだり、ヘビが苦手な連中の顔先につきつけたりなどなど。
ただ、幼いころは知らなかったが、ヤマカガシには毒がある。
幼稚園のころに親から買ってもらった当時の動物図鑑には、「ヤマカガシは無毒」とあったから、当然、つかまえて遊んでいた。
今にして思うと、ゾッとする!
無事でよかったよ、本当に。
まあ、蛇の捕獲方法にもいろいろあるが、今回は割愛。
あと、なかなかお目にかかれなかったのがカヤネズミ。
その巣らしきものは、何度も見つけては手に取ったが、中は空っぽ。
ごくたまに、かわいらしい「カヤネズミ」さんが巣に鎮座ましましていた時は、もう、感動もの!
◎ カヤネズミ
体重7~14グラムの日本最小のネズミ。
休耕田、草原、河川敷などに生息。
ススキやオギなどの葉を利用して、直径10センチほどの巣をつくる。
ネット上には、カヤネズミさんの動画もあり。
その存在を知らなかった人は、ご覧になってはどうか。
実は、先日、この貴重なカヤネズミちゃんを久々に見る機会を得た。
知り合いの獣医師が主宰する動物とのふれあい広場。
ブログ主が飲み歩く城下町の一角で、このS獣医師が様々な動物を間近に見られるイベントを開催していた。
その中に、ヘビやカメさんたちにまじって、なんと、カヤネズミちゃんがおわしました。
もう、数十年ぶりに、まじまじとその可愛い姿を見つめることができて、幸せな気分。
最高でした!
いや~、知り合いに感謝、感謝!
原っぱや河川敷で遊んでいる時に、出会いたくないのが蜂。
その代表格は、アシナガバチ。
もちろん、一番恐ろしいのは、スズメバチだが、平地での遭遇率はそれほど高くはない。
山の中で、カブトムシ・クワガタムシを捕ろうとする際に、樹液にスズメバチが来ていると、ドキッとしたものだ。
一方のアシナガバチは、ふつうの草むらにも巣をかけるから、出くわす頻度がグッと上がるというわけ。
前もって、奴らの巣に気づいていれば、刺激しないようにすればいい。
ただ、枝や葉に隠れている巣が見えにくい場合に、うっかり体が接触したりすると、大変。
ガァ~って、襲ってくるから!
何度刺されたことか、アシナガさんに、子供の頃は。
幸い、いわゆる「アナフィラキシーショック」とは無縁のようで、命は無事。
というわけで、今回は、無邪気な子供たちがカナヘビを捕まえて、嬉しそうにしていたのを見て、自分の体験を思い出したという次第。
ただ、大人になって思うに、捕まえられて遊び道具にされた虫や小動物にとっては迷惑極まりないこと。
岩の上でのんびり日向ぼっこしていたカナヘビがいきなりガキの手でガッとつかまれたら、、、生きた心地もしないはず。
カヤネズミちゃんにしても、人間が「巣の中を見る」=「家を壊される」と同じことだから。
アシナガバチも巣を攻撃されたと思うから、反撃するわけ。
つくづく、昭和のガキは自分勝手に生き物で遊んでいた。
しかし、とりとめもない内容で、読み応えのない記事だな。
この辺で、お開きとした方がいいのかも?