先週、軽い夏風邪をひいたようで、体がだるくて微熱もあった。
病院にも行くほどでもなかろう、と判断して安静にしていた。
当然、酒も控えた。
すると、、、、、
週末には、ほぼ平熱に戻りましたとさ。
となると、完全復帰とは言えないけれども、ここは飲みに出るしかない。
夏風邪など飲めば治る、と自分に言い聞かせて。
一軒目は「HARUMAYA」という居酒屋。
当ブログで、何度か紹介したクマちゃんタイプのオーナーの店。
瓶ビール(サッポロ黒ラベル)にグラス二個を注文。
オーナーと乾杯するから、グラスはふたつ。
「乾杯~」で一口飲むと、普段より少々苦い気がするようなしないような、、、
まあ、気のせいだろう、ということでグイグイやる。
あっという間に、中ビン一本空けて、お次はグラスワインの赤。
銘柄は店におまかせ。
おっと、一軒目だから、腹ごしらえもしないとね。
焼きビーフンを少々と豚足をまず注文。
豚足、イイですよね~、やっぱりオヤジはコラーゲンを摂取しないとね!
と、赤ワインも空いて、別の赤をチョイスしてもらう。
豚足って、案外、ワインとも合うのよ、これが。
ここで、手羽先の唐揚げと豚バラ串カツを追加注文。
揚げ物もなぜか、ワインと相性が悪くない。
って、おい、ただの呑み助のセリフだよ!
さて、河岸を変えて、二軒目はこれも行きつけの「中村園」という酒屋。
そう、いわゆる「角打ち」というヤツ。
酒屋の中で、店内の酒を飲む行為を「角打ち」と呼ぶのですよ。
この中村園さんは、こじゃれていて、女性客も多い。
まずは、クラフトビール三種飲み比べで、それぞれの個性を楽しむ。
苦みが前面に出ているタイプもあれば、爽やかなフルーツっぽさを売りにしているクラフトもある。
じっくり、味わいながら、店長と二言三言、何気ないやり取りをするのも角打ちの妙。
クラフトの後は、ちょっと、気分を変えて、夏の燗酒。
冬の燗酒は言うに及ばず、冷房の中でやる燗もなかなかのもの。
最近のお気に入りは「六歌仙」という日本酒。
山形県のお酒で、ぬる燗でやると絶品のうまさ。
本当に、贅沢な環境。
本来、冬に暖をとるために日本酒を温めていたのを、冷房を効かせて夏燗を味わうなどとは。
現代人は幸せですな~、つくづく。
なんか、ほろ酔い気分。
三軒目は、立ち飲み居酒屋。
ここで、ホッピーを注文、気分転換に。
関東圏の人には、身近な飲み物だが、うちの地元ではあまり馴染みのないシロモノ。
実は、うちの県では知らない人も多く、ホッピーを常備する居酒屋も少ない。
だから、この立ち飲み屋は、時々ホッピーが飲みたくなるブログ主にとっては貴重な存在。
それと、この店の常連さんに藤原さんという方がいる。
年のころは68~70ぐらいで、スリムな体型にいつもお洒落な着こなし。
物腰柔らかく、キレイな飲み方をする人。
顔見知りとなってからは、勝手に「先輩」と呼ばせてもらっている。
一杯目はホッピーの白。
特別ウマいとは思わないのに、時々飲みたくなる。
飲み始めて5分後ぐらいに、お待ちかねの藤原先輩が登場。
私の左隣りで瓶ビールを注文。
二人で、とりとめもない話をしながら、楽しく飲んでいた。
と、「お~い、井手さん、いるか~?」との大声と同時に、ガタイのいいオヤジが入ってくる。
作業ズボンのようなパンツに黒シャツ、しっかり日焼けしている両腕はかなり太い。
ガラが悪いというか、傍若無人というか、一人で「井手さん、いるか~」を繰り返す。
「井手さん」とは、この店の女性店員だ。
なんか、面倒くさそうなのが店内をうろついては、大声を出す。
立ち位置を決めるためか、店内を移動する際に、ソイツの手荷物が藤原先輩の脚にドンとぶつかった。
ブログ主:先輩~、今、あの男の紙袋が先輩の脚に当たりましたよね。
藤原さん:うん、ぶつかったよね。
ブ:一言のことわりも無いですね。
藤:うん、ないね、なんか失礼な人だね。
そのガラの悪い奴は、結局、こちらの右隣に立って、芋焼酎のロックを注文。
ソイツの右隣のお客さんは露骨に嫌な顔になる。
さて、ケンカになるかもしれないけど、ここはひとつ声を掛けるしかないな~、先輩のためにも。
ブログ主:あの~、お兄さん、ちょっとイイかな~。
ガラ悪オヤジ:ん、何?
ブ:あのね、お兄さんの手荷物が、うちの先輩の脚にドンってぶつかったんだよね。
ガ:あ、何だ?
粗暴な雰囲気丸出しのソイツは、明らかに不機嫌になる。
ただ、こちらを直視するのではなく、やや斜めに視線を向けて、なんかガーガー言っている。
気の短い磯貝なら、すでに顔面にワンパンチ入れているだろう。
しかし、温厚なブログ主は、冷静にその辺の状況を説明した。
その後のやり取りや両者の行動の詳細は、ここでは割愛するが、、、
なんせ、そのオヤジの声がデカいから、客や店員が全員、ひいている。
若いバイトの女の子は顔が青ざめている。
ソイツの右隣の客は、早々と会計を済ませて、退店した。
ブログ主が飲み歩く街には、時々こういうバカが登場する。
ハハハ!
あまり、色気のない話を書き続けても、面白みがなさそうだから、今回はこの辺で。
常連の皆さん、我が街にお越しの際は、この立ち飲み屋にも案内しますよ。