再び、絶倫・青木部長と岡谷修行僧の時事放談 ~ 世界は今、激動!

最近、すっかり名コンビとなった青木部長と岡谷修行僧。
2024年も残り少なくなった今、世界各地で大きな動きが見える。
さて、今回の時事対談はどうなりますことやら、、、

青木部長:おい、岡谷修行僧、大変なニュースが入ったな!

岡谷修行僧:あ、部長、、イスラエルのシリア侵攻の件ですか、それとも韓国の尹大統領がらみの件ですか、それとも、、、、

青:バッカモ~ン!
例の「紀州のドンファン」裁判だよ、元妻の須藤被告に無罪判決が出たぞ。

岡:ああ、そっちですか、、、なんか、部長らしいというか、、、

青:はは、冗談だよ、あれはあれで関心はあるけど、やっぱり国際情勢が大いに気になっているよ。
特に、アサド政権崩壊後のシリアなんかな。

岡:ええ、権力の空白に乗じてか、イスラエルがシリアの軍事拠点を空爆してますね。

青:うん、執拗な爆撃攻撃に加えて、ゴラン高原の緩衝地帯にも地上部隊が侵攻しているようだ。
早速、国連が非難しているようだが、国連なんて手前勝手な連中でな、、、

岡:部長の言う「国連が手前勝手」という意味はなんですか、、あと、イスラエルがシリア攻撃に力を入れている理由は?

青:俺が「手前勝手」って言うのは、そもそも、イスラエル建国の背後には国連の介入があっただろ。
1947年に国連がパレスチナを分割して、アラブ人国家とユダヤ人国家を別々で作る案を出してさ、アラブ側が蹴ったから、この案は流れたけど、翌48年に英国のパレスチナ委任統治が終了後にイスラエルが建国宣言したんだからな。
英米の後押しがなかったなら、イスラエル建国は成立してないよ、というか、もっとさかのぼればイギリスの二枚舌外交が諸悪の根源さ。

岡:まあ、国連なんて所詮、第二次大戦の戦勝国、米・英・仏・露・中を中心にした軍事同盟の延長ですからね。
別に、平和の使者でも守護神でもないんですから、、、
そういえば、ウクライナ・ロシア戦争が始まったころ、ネット民の意見に「国連の仲裁による停戦を期待したい」とかいうのがあったんですけど、おもわず頭の中が「???」になっちゃいましたよ。
常任理事国のロシアが戦争を始めたんだから、国連に打つ手はないだろうって普通は思うでしょうに。

青:それぐらい、日本人の多くがなんか変に誤解しているというか、「国連幻想」みたいなものに憑りつかれているんだよな。
で、その幻想を巧妙に利用して、ずる賢い左派が国連の「女性差別撤廃委員会」に日本の皇位継承に関していろいろと勝手なことを言ったせいで、、、

岡:ああ、なんか、国連が「勧告」したとかの件ですね。
あんなもの、なんの効力も権威も強制力もないのに、大騒ぎして自分たちの思惑に沿う形に動くことを狙っている勢力があるから、保守にとっては腹立たしい限りでしょう。
まあ、その件は、また、ここのブログ主が記事を書くのかな。

青:そうそう、あいつはソートー怒ってたよ。
え~と、それはおいといて、シリア攻撃の件だな、、、イスラエルは徹底的にやるよ。
ミサイル、レーダー、戦闘車両、航空機、化学兵器の貯蔵施設、武器備蓄施設、研究施設、とにかく戦略的なものは、全部破壊するに違いない。
シリア内の反体制派に握らせないためでもあるし、シリアが今後、分裂する可能性も見据えているはずだ。

岡:あの辺は、アルカイダとかイスラム国(IS)とか、物騒なのが、、、
とにかく、民族や宗教がらみでいろいろありますから。
あと、シリア弱体後のイランの動きも気になるところですか、、、、
しかし、なんというか、今回のイスラエルの動きはシリアの指揮系統がマヒしている隙をついたとはいえ、見事ですよね。

青:ああ、もう相当前から、こういう場合に備えて計画を立てているよ。
軍事アナリストに言わせると、攻撃されたシリアの軍事施設の一部は1970年代半ばには、すでにイスラエル軍に特定されていたそうだ。
イスラエルは戦争のやり方がうまいよ、、、おっと、こんな言い方すると日本の自称・良識派に非難されるかな。
まあ、だからこそ、2023年10月のハマスの奇襲攻撃を未然に防げなかったことが、ネタニヤフにとって大きな失点になったんだな。

岡:要は、ネタニヤフの「面目丸つぶれ」というわけですね。
恥をかかされたネタニヤフがなりふり構わずって感じもありますよね。
日本のコメンテーターは、相変わらず「国際社会がなんとかしなければ、、、」とか内容のないセリフを唱えているようです。

青:テレビで寝言みたいなことを言って、高額ギャラを稼いでいるんだから、いい商売だよ。

岡:同感です。
部長、今後もイスラエルは国益最優先で軍事作戦を展開し続けますかね?

青:もちろん。
ネタニヤフはトランプがイスラエルを支持することが分かっているから、やりたいようにやるさ。
今、ネタニヤフは自分の政治目的達成のために、忠実に行動しているだけだな。
日本の能天気で平和ぼけしたリベラルにはわからないだろうが、クラウゼヴィッツの『戦争論』を引用するまでもなく、、、

岡:政治と軍事の関係は、政治的な意図・目的が上位にあり、軍事はそれを具現するための道具であるということ、、、ですかね。

青:お、岡谷修行僧もなかなかやるね~。
しかし、韓国情勢も目が離せないな。
金建希のことも含めてな~。

岡:その場合の、「目が離せない」は別の意味では?
かなり、大統領夫人がお気に入りの様子ですが、、、、

青:いや、俺が言いたいのは、映画『ファーストレディー』が、12月12日に封切りされたってこと。
大統領夫人の様々な疑惑に切り込んだという触れ込みの作品だが、、、

岡:なんか、高速道路路線変更、民間人国政介入、学歴・経歴詐称、論文盗作、株価操作などの疑惑まみれ状態。
韓国の不安定な政局の動向も気になるし、数々のスキャンダル疑惑の真偽も要注目ですね。
本当に、どうなりますことやら、、、

青:だな。
前回つぶれた尹大統領に対する弾劾訴追案が、14日に採決される予定で、今回は与党代表が賛成を呼びかけているみたいだ。

岡:尹氏は、弾劾にも捜査にも堂々と立ち向かう、と言ってますが、、、
ホント、この「非常戒厳」を巡る一連の騒動は、よくわかりませんね。
なんか、陰謀論めいた噂もあるようだし、、、

青:露や北が裏で動いているとか、、、
尹大統領自身が陰謀論にハマっているとか、、、
俺も、今回の韓国動乱は先が読めないよ。

岡:部長に見えないのなら、もうお手上げですね。
なるようになるだけ、ですか?
それにしても、ウクライナ・ロシア戦争も長期化してます。
しかし、ロシアは財政も持ちこたえているし、G7の制裁措置にも耐えられていますが、、部長、そのあたりは?

青:確かに、軍事費(国防費)の増大で、2024年度連邦予算の財政赤字は1兆6000億ルーブル程度まで膨らむようだが、補填しようと思えば、国民福祉基金が約13兆5400ルーブルあるから大丈夫みたいだ。
まあ、今後も戦争が続けばどうなるかはわからんが、、、
で、制裁に関しては抜け道があるんだな、これが。

岡:ロシアは現在、1万件を超える制裁を科されているそうですが、どんな方法があるんですか。

青:まず、開戦後にロシアは輸入規制を大幅に緩和して、必要なハードウェアとソフトウェアを世界中から調達してるんだ。
その中には、兵器や工作機械のスペアパーツ、コンポーネント、マイクロチップなどが含まれているから。

岡:具体的に、どの地域・国からそれらを仕入れているんですか。

青:中国やグローバルサウス諸国からだな。
おっと、北朝鮮を忘れちゃいけないな、武器どころか、兵隊まで送り込んでるから。
まったく、露と北が軍事同盟を結びやがって。

岡:いや~、あのニュースにはビックリしましたよ。

青:だな。
あと、イランが自爆ドローンをロシアに輸出してるのはよく知られた話だろ。
さらには、友好国に一度輸出した兵器類を買い戻しているよ、エジプトなんかからな。
パキスタン、ベラルーシ、ブラジルなんかも同様の動きがあるとか、、、、

岡:つまり、民主的な国家には制裁はこたえるけど、ロシアみたいな強権国家には効果が薄いんですね。
あと、ロシアという国家自身が持つレジリエンスというか回復力・耐久力が強大ですよね。
国土は広いし、資源も豊富だし、食料自給率も高いし、、、
それに、プーチンを始め、ロシアの指導部は自国民がどれだけ戦死しても全く気にも留めていないし、、、

青:そこが、全体主義国家の怖いところだな。
日本のすぐ近くにも、独裁国家が一つ二つあるのが、気になるところだ。
ウ・ロ戦争に関しては、まだまだ、「サイバー戦」「情報戦」などの観点から語ることは沢山あるし、米CIAの援助とかにも触れたいんだが、、、、、

岡:部長、わかってますよ。
そろそろ、対談を切り上げないと、部長のお楽しみ、夜の実践修行の予定時間が近づいて、、、

青;岡谷修行僧、察しがイイな、流石だ。
シリアのアサド政権崩壊とロシアの関係についても少し、言及しようかなとも思ったが、、、今日は、この程度にしておくか。

岡:部長、その話は、またの機会にでも。
お忙しいところ、本日もありがとうございました。
また、ぜひ、よろしくお願いいたします。

追記
この記事を公開したのが12月13日。
本日、12月14日、韓国・尹大統領の弾劾訴追案が可決された。