ジェンダー関係の用語が多すぎる! ~ ディジスターやらデミセクシャルやら、、、

先日、「シスジェンダー cisgender」についての記事をアップしたら、常連さんからコメントをいただきました。
ブログ主同様、初耳だったということで、高評価をいただきました。

気を良くして、今回は第二弾。
現在進行形で読書中のジェンダー本から、ジェンダー関連語や他の聞き慣れない用語を紹介します。
では、早速いきましょう。

*ディジスター( desister )
⇒いったんはトランスジェンダーと自認したが、その後に性別移行(トランジション gender transition)を撤回した人

*ディトランジショナー( detransitioner )
⇒医療処置で外見を変えてしまった後に、後悔して、もとに戻そうとしている人

*パンセクシャル( pansexual )
⇒すべてのセクシャリティの人を性的対象にする性的指向のこと

*デミセクシャル( demisexual )
⇒精神的なつながりを感じる相手にだけ性的な欲求をいだく性的指向のこと

*ノンバイナリー( non-binary )
⇒性自認が男女のどちらにも属さない人

*ジェンダーフルイド( genderfluid )
⇒性自認が流動的で状況に応じて変化する人

*トゥースピリット( two spirit )
⇒男女両方の魂を持つ人

ここで、いったんポーズを入れます。
正直、疑問点はあるし、意味不明というか理解が追い付かないものもありますね~。
医療処置を済ませた外見はもとにもどせるのかな~?(程度問題か?)
ノンバイナリーとかジェンダーフルイドなんて、もう少し説明がないと把握できませ~ん。

なんか、頭がクラクラします。
これも、自分がシスジェンダーであるがゆえの当事者意識の欠如によるものでしょうか?
さて、気を取り直して、再開します。

*ゲイ・ストレート・アライアンス( Gay-Straight Alliance )
⇒セクシャル・マイノリティへの理解を進めるための生徒主体のクラブ

*思春期ブロッカー( puberty blocker )
⇒思春期に訪れる第二次性徴を抑制する薬

*ウオーク・モブ( woke mob 目覚めた集団)
⇒人種差別や性差別など社会的不正義に対して意識が高い人たち
(本文中に、「進歩的」「進歩主義」という語もしばしば登場する)

*ソーシャル・トランジション( social transition 社会的性別移行)
⇒思春期の若者が学校や友人のあいだで自分の名前や人称代名詞を変えること

*プライドイベント( Pride event )
⇒性的マイノリティの文化を讃えるパレードを中心としたイベント

再度、ここで、いったん止めます。
なんか、あまりにも未知の領域すぎて、頭も気持ちもついていけていません。
それに、偏見かもしれませんが、なんかアヤシイというか少々危険な匂いを感じ始めたのはブログ主だけでしょうか。

正直、学校の課外活動で性的マイノリティを理解する取り組みがアメリカで行われているとは、想定外の驚きです。
意識が高い(?)ウオーク・モブから、「おまえは意識が低い、遅れている!」とか言われそうですよ、私は。

それにしても、次から次に見たこともない専門用語(?)が登場します。
ハハハ!

業界用語のお披露目はこのくらいにして、上に挙げた「思春期ブロッカー」についての情報をこの書籍から紹介します。

◎思春期ブロッカーとしてのリュープリン(ホルモン剤の一種)について

親が、トランスジェンダーだと自認する娘をクリニックに連れて行くと、往々にして思春期ブロッカーを使用するように勧められるという。
では、米の医師が性別違和(=かつての性同一性障害)を訴える女子に与えているリュープリンとはどのような薬品か?

*リュープリンは、かつては性犯罪者の化学的去勢のために使用されていた薬品である。
*また、思春期早発症を止める薬として、FDA(アメリカ食品医薬品局)に承認されている。
*しかし、正常な思春期を止めるための使用に関しては、FDAは承認していない。

*リュープリンの安全性(未成年者に対する投与に関して)を保証する調査結果はない。
*それにもかかわらず、米の内分泌科医は、近年急増している性別違和の未成年者にリュープリンを投与し続けている。
*実は、思春期ブロッカーの服用には以下のリスクがある。
⇒正常な骨密度の成長抑制と骨粗鬆症のリスク増大、性機能不全、脳の発達障害
⇒さらに、知能指数の抑制(⇐これに関しては著者は断言していない。可能性を示唆)

◎今回はこのへんで

なんか、遠い世界の話のような気がしてなりません。
ただ、これまでの経験で、「意識が高い」とか「進歩的」などのキーワードが姿を現すと、個人的には相性がよろしくないことが起こりそうな予感が、、、

米社会のトランスジェンダーを巡る諸事情には全くの不案内ですから、少しは勉強しないとな、、、と思いつつも、きな臭いというか剣呑な雰囲気を感じております。

追記
今回は、ノーちゃん用に元々の英単語も挙げています。