ウグイスの鳴き声ってイイですね~! 「ホーホケキョ」な~んてね!

最近、午前中に気分が和むことが多々ありまして。
実家の庭にウグイスが来ていて、あの「ホーホケキョ」の美声を響かせております。

*うぐひすのあちこちとするや小家(こいえ)がち (与謝蕪村)

最初に気づいたのは、3月の中旬ごろ。
母屋の東側から、「ケキョ、ケキョ」とか「ホーホケキョ」とか聞こえてくるものだから、「あれ、ウグイスのさえずりだな~。ん、隣の家で飼っているのかな」などと思っておりました。

でも、すぐに「あ、ウグイスは確か、捕獲も飼育も禁止だよな」と気づいて「ん、隣の連中が密猟でもしたかな?」などと勝手に隣人を悪者に見立てておりました。

数日後、今度は家の西側から「ホーホケキョ」と、なんとも耳に心地よい鳴き声が。
これは、どうも野生のウグイスだな、と認識した次第でございます。

実家から直線距離にして1キロ未満のところに低山が連なっておりますので、山から里に下りてきたのでしょうか。
お陰様で、ここ数日間、「ホーホケキョ」の美しい響きに幸せを感じております。

*鶯の こゑ聞きそむるあしたより 待たるるものは 桜なりけり (本居宣長)

本居宣長大先生ではありませんが、ウグイスの来訪にうれしい驚きを感じたのが、3月の半ばで、まだ桜はつぼみ状態でしたね。
4月第一週の今、県内の桜はどこも満開。

*さまざまな事おもひ出す桜かな (松尾芭蕉)

三月末の土日に、ぶら~と花見というか、お城の桜を楽しもうかと思って散歩がてら訪れてみると、人の波。
当たり前か~、休日だし、天気は晴朗だし、、、大勢の花見客の勢いに酔ってしまい、すぐにリタイア。

それにしても、屋台やキッチンカーの周りは人だかりで、活気のあること!
たこ焼き、焼きそば、ハンバーガー、ホットドッグ、唐揚げ、フライドポテト、イカ焼き、クレープ、和牛ステーキなど種々多彩。
もちろん、アルコール類もビール、日本酒、ハイボール、、、、

*ビール飲む男ごころを灯に曝(さら)し (三橋鷹女)

おっと、「ビール」は夏の季語ですな。
失礼いたしました。
まあ、しかし、年がら年中、「とりビー」が止められないのはブログ主だけでしょうか。

*世の中は地獄の上の花見かな (小林一茶)

なんか、ドキッとさせられる句ですが、一茶って、こんな作品を詠んでたのか~!
三歳の時に実母を失い、八歳の時に継母がやってきて、、、、
一茶の生涯を紹介するのが、本記事のテーマではありませんから、このあたりでストップしましょう。

ただ、世間一般の人が「楽しい」「めでたい」と喜ぶ習俗・行事を冷徹な目で観察し、冷静なコメントができる人物といえば、一休禅師(=とんちの一休さん)もそうですよね。

*門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし (一休宗純)

あれれ、さっきまで「ウグイス」だ「桜」だ「花見」だと言っていたのに、急に「門松=正月」の話かい!
ハハハ。
トピックをウグイスに戻しましょう。

*鶯や餅に糞する縁の先 (松尾芭蕉)

再度、芭蕉の句。
現存する芭蕉の句で、ウグイスを詠んだものは、これと別の一句の合わせて二句しかないそうです。

まあ、ウグイスの糞がトッピングされた餅には食欲はわきませんがね。
しかしながら、ウグイスの糞には美顔洗顔料やにきび治療薬としての効能があるそうで、古来より重宝されているそうな。
って、知らんけど。

*うぐいすの なく野辺ごとに きてみれば うつろふ花に 風ぞ吹きける (詠み人知らず)

ウグイスちゃんの「ホーホケキョ」は人間の耳には心地よい旋律を運んでくれます。
ところが、研究者によれば、この「ホーホケキョ」はオスが発する「縄張り宣言」だとのこと。
つまり、他のオスに対して「俺様の縄張りに入ってくるなよ!」とアピールしているわけです。

あと、メスに対しては「縄張り内に危険なし」とのメッセージになるそうですよ。
う~ん、深いな~、「ホーホケキョ」は。

ということで、とりとめもなく、指先の動くままにキーボードを叩いてきました。
そろそろ、締めましょうか。

*うぐいすや万年筆の尻重く (小川軽舟)

ここまでで、俳句、和歌・狂歌で九作品ほど登場しました。
では、キリよく十作にしましょう。

*鶯の 声を聞きつる あしたより 春のこころに なりにけるかも (良寛)

良寛さんとは、、、、と始めると長くなりそうなので、止めておきます。
では、本記事はこのへんで。