「行政書士」ってどんな資格? 今さらながら、ちょっと解説します!

行政書士って、よく聞く資格だけれども、冷静に考えたら、どんな仕事内容なのでしょう?
スパッと、答えられますか?

個人的には、一度、ある書類作成というか手続きで、お世話になったことがありますけど。
まあ、知っている人には、何の面白みのないのが今回の記事です。

◎ 行政書士は、主に種々の書類を作成するのが仕事。

*官公署に提出する種々の書類を作成する。

⇒例えば、当ブログの絶対王者川口が、新規に飲食業界に乗り出すとしましょう。
この場合、いくら絶対王者であっても、勝手に出店してはいけません。
飲食店を開業するには、「営業許可」を取得する必要があります。

その営業許可申請のために、必要な書類は、東京都の場合

⇒営業許可申請書、営業施設の図面、食品衛生責任者資格証の写し、メニュー表とその説明書、水質検査結果通知書の写し(井戸水を使う場合)、食品衛生法施行規則に指定された器具等の一覧表、従業員の健康診断結果証明書、その他(自治体や営業形態によって必要なもの)

どうですか?
ソートー、面倒くさいでしょ?
さすがの絶対王者川口も、一人ではやりたくないですよね。

そこで、行政書士に仕事を依頼すれば、もちろん費用はかかりますが、自分の手間暇を省けます。

行政書士は、許可申請書の記入と提出、図面の作成、保健所との事前協議、営業許可証の受領などの業務を代行してくれます。
便利ですね~。

飲食業の場合を見ていきましたが、建設業を開業したい、農地に住宅を建てたいなどのケースも申請が必要になります。
そういう際の、「許可」や「認可」を受ける場面で、行政書士が活躍。

*権利義務に関する種々の書類を作成する。

⇒お金の貸し借りの際の契約書の作成
⇒様々なトラブルの後、示談した際の示談書の作成
⇒離婚協議書の作成
⇒遺産分割協議書の作成

とまあ、いろんな分野の権利義務関係の書類を作成することができます。
世の中で、しっかり役に立っている仕事ですね。

*事実証明に関する種々の書類を作成する。

⇒位置図、案内図、現況測量図などの各種図面類を作成
⇒定款の作成
⇒各種議事録の作成
⇒会計帳簿の作成
⇒貸借対照表の作成
⇒損益計算書の作成

と言う具合に、本当に様々な書類に対応できる専門家なんですよ。

◎ 要は、行政書士は公的書類作成、申請手続きのエキスパート!

簡単に言うと、行政書士とは法律の専門家であり、多くの分野で煩雑な業務を、私たちのためにスムーズにこなしてくれるのです。

もう少しだけ、追加情報を出すと、例えば、車庫証明などの自動車に関する業務にも対応。
また、外国人の在留資格に関する手続きも行います。

さらには、法務的観点から中小企業に対してアドバイスを与えたり、公的書面のIT申請などにも対応することができますよ。

◎ おわりに

さて、行政書士に興味が出てきた人のために、受験案内を以下に

*受験資格に制限なし
*試験は6科目
⇒憲法、行政法、民法、商法、基礎法学、行政書士の業務に関し必要な基礎知識
*試験形式は、択一式と記述式