最近、仏教ネタというか宗派ネタを沢山アップしてます。
これが、ありがたいことに中々好評なんですよ。
常連の皆さま方から、「次は○○宗」を頼む、とか「~宗についてもっと詳しく書いてくれ」、とかリクエストも来ます。
まあ、この分野には昔から関心が高かったので、割と短時間でひとつの記事を作成することができます。
ただ、仕上がったものが満足のいくレベルがどうかは、読者の判断に委ねるしかありませんが。
皆さんの反応に、嬉しい気持ちになりますが、同時に「なぜ、仏教ネタ・宗派ネタに人は興味をもつのか」という疑問も生まれています。
ですから、この点について少し思うところを綴ってみます。
◎お互いに、いい年になってきて、「死」というものが身近になってきたからか?
年齢を重ねるにつれて、身の回りには他人の死が頻繁に訪れます。
家族、身内、友人、知人、職場関係などなど。
告別式、通夜、葬式など故人を偲ぶ機会は年をとるごとに増えていきます。
昨年、ブログ主は年下の従妹の通夜に参列しました。
その場で読経した住職が浄土真宗ゆえ、例の『白骨の御文』も読み上げました。
あの「それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、、、、」で始まり、「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる、、、、」などの有名な箇所が入る例の文章です。
以前の記事でも書きましたが、この『御文』(御文章とも)の作者は蓮如(1415~1499年)です。
室町時代の本願寺僧が作成した文が数百年間も命を保ち、令和5年の通夜の席に姿を現すのです。
浄土真宗門徒ではありませんが、正直言って、この何とも形容しがたい凄さというか、宗教の持つ力には一目置かざるをえませんね。
さて、身内が亡くなった場合は通夜や葬式だけではありませんね。
初七日、四十九日を始めとした数々の法要が待っています。
自分が喪主ないし、家族の代表なら、寺・僧侶との連絡・日程調整などから、お布施・お供え物・返礼品などの準備、当日の食事の有無などで頭も体も使う必要があるんですよ。
そうした中で、子供ならいざ知らず、分別のある大人なら以下のような疑問が生まれるのではないでしょうか。
・お経ってなんなの?
・お寺ってなに?
・坊さんってなにもの?
・うちの宗派ってどんなの?
・成仏ってなに?
・そもそも仏教ってどういう教え?、などなど
上記以外にも様々な疑問があると思いますが、最近の「宗派ネタ」では、比較的日本人になじみのある宗派を簡単に紹介しようと試みています。
◎ほかにも理由はあるかも
*一昨年から世間を賑わせている旧統一教会がらみの事件・騒動・スキャンダルなど
*イスラエル・ハマス戦争
*宗教二世問題(旧統一以外も含めて)などなど
上記のようなことから、最近宗教に関心を持つ人が増えているのかもしれません。
◎時に、宗教は人を魅了し(≒騙し≒洗脳し)活力を与える(≒攻撃的にする)力(≒魔力)を持つ
蓮如の文章が今日まで影響力を発揮するのを見ると真宗教団の力には一目置いてしまいます。
また、「同行二人」とお遍路さんのことを思えば、弘法大師のカリスマ性の凄さに正直、圧倒されます。
その一方で一向一揆に参加して命を落とした本願寺門徒のことを考えると、宗教の魔力に底知れぬ恐怖を覚え、戦慄します。
一揆で散った信者たちは無事、極楽往生できたのでしょうか。
(極楽浄土の有無はさておき、、、)
常に、宗教に内蔵された恐ろしさ・魔力・攻撃性に足元をすくわれないようにと注意しています。
特定の宗教には決してはまらないように用心しております。
まあ、今東光大僧正の弟子を自任しておりますから、その点はご心配なく。
◎最後に皆さんに感謝
いつも当ブログにアクセスしていただき、誠にありがとうございます。
今後も、「宗教ネタ」をよろしくお願いいたします。